榎原均(ルネサンス研究所・関西研究会運営委員)
かなり準備期間があったので、最初は 2011 年にもたれたルネサンス研究所の二つの研究 会の継続を考えて、研究会の記録を中心として「事前配布資料」を作成した。これ自体重 要な論点が議論されてはいるが、しかし、これらの研究会の継続ということにすると、2000 年に書かれた「21 世紀の社会運動の綱領草案(骨子)」を取りあげることになる。だが、こ の草案で議論を継続するということに対しては、現在では不適切だと判断した。というの は、2016 年になって自身が解明し始めた「負債経済」の観点がなく、この観点を踏まえな いと綱領的内容は時代性を失うからだ。
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