斎藤隆雄(ルネサンス研究所・関西研究会運営委員)
この報告は、以下の問題意識を下に研究しました。 ①日本の左翼には「経済政策」がない。⇨外交政策(安全保障政策)とエネルギー政策(反原発)だ けでは議会選は闘えない(勝てない)。 ②アベノミクスと日銀の QQE に対して、左翼は有効な批判と対案を出せていない。 ③欧米左派の近年の運動方針は「財政ファイナンス」を真剣に検討し始めている。
報告の骨子: ①松尾匡の昨年衆議院選に向けたレポートとマニュフェストを、左派の「経済政策」提起として検討 する。 ②日銀リフレ政策(QQE)と先進資本主義国家の中央銀行が取っている金融緩和政策を分析し、その 批判を提起する。 ③「財政ファイナンス」政策の有効性を検討し、管理通貨制度分析と貨幣廃絶へ向けた方向性を議論 の俎上に乗せる。
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