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市場をとらえ返す ― グレーバーの『負債論』を手掛かりに
報告 後藤 元(ルネサンス研究所・関西運営委員) 20世紀の社会主義の実験は、生産手段を国有化し、物やサービスの生産・分配を国家が上から統制しようという試みであったが、失敗に終わった。論理的には、その対極として構想しうるのが、全員参加の直接民主主義による下からの合意形成-7...
2022年7月30日


マルクス主義と商品語 ― 資本主義の根底的批判のために ー
崎山正毅(立命館大学教授) 従来『資本論』第 1 巻をとりあつかう論者たちは、ごくわずかな者を除いて、エンゲルスが 1890年に刊行した第 4 版―いわゆる「現行版」―を対象としてきた。だが、現行版を第一義的(というよりも精確には、唯一無二の)テキストとする、資本主義批判の...
2018年7月21日


商品批判論の射程
後藤 元(ルネサンス研究所・関西研究会運営委員) 資本主義的生産の発展に伴い、資本内分業としての労働時間の計画的な配分は、通信・交通手段の発達により既に地域を越え、国境を超えて大規模に実施されており、そこにおいて個々の労働力は、はじめから資本の「共同的労働力の諸器官として作...
2018年4月28日
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