2018年7月21日マルクス主義と商品語 ― 資本主義の根底的批判のために ー崎山正毅(立命館大学教授) 従来『資本論』第 1 巻をとりあつかう論者たちは、ごくわずかな者を除いて、エンゲルスが 1890年に刊行した第 4 版―いわゆる「現行版」―を対象としてきた。だが、現行版を第一義的(というよりも精確には、唯一無二の)テキストとする、資本主義批判の...